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白く綺麗なその手で、ネクタイを締めてくれたあの頃が、
ぼんやりと思い出す
お前、あの時を覚えているんだろう
末子の入試の時、眠れずに過ごしたあの夜も、
ぼんやりと思い出す
お前、あの時を覚えているんだろう
歳月はああ流れ、ここまで来たのに
人生はああ流れ、黄昏を迎えているのに
長女の結婚式の日、流した涙さえ
今は全部乾いてしまい
お前、あの涙を覚えているんだろう
歳月が流れていくにつれ、白髪が増えていくにつれ
皆離れていくねと、この手を握り締めてたね
歳月はああ流れ、ここまで来たのに
人生はああ流れ、黄昏を迎えているのに
二度と戻れないあの遠い道を、なぜ一人で行こうとする
ここに俺一人残したまま、なぜ一言も言ってくれない
お前よ、あの世まで気をつけて
お前よ、あの世でもお元気で
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