He6

Side A

1. 水をくれ
2. 一夜
3. 風と私
4. 玉の悲しみ

Side B

1. 幸せの国
2. 印象
3. 愛なのか
4. あばよ

1973年発売。このようなジャケにこれだけ綺麗な歌とはあんまり似合わないかも知れませんね。しかし、歌詞の内容を見ると社会的な矛盾、現実などよく描かれています。今はもう1970年代ではありませんが、今聞いても考えさせられるものがありますね。特に「玉の悲しみ」は・・・

水をくれ

一夜

風と私

終わらない風、あの険しい山の木々の間を吹いて行く
あ、自由の風、あの丘の上で波のように踊っては
無名無実で無感な風、私もその風のような人生を送りたい
送りたい

川の向こうへ、山に滲んだ夕日よりも美しい
あ、私の憧れ風、何の躊躇もなく進んでいく時間とともに
無名無実で無感な風、私もその風のような人生を送りたい
送りたい

玉の悲しみ

広い庭の周りにはバラの花園が、高くて長い石壁が庭を囲み
正門には大理石の金色で輝かしいけど
巨大さや偉大さを誇るその家には
2階の部屋の片隅にうずくまっている少女
その少女の名は玉。あ〜玉

白く無表情な丸い顔には、道に迷っているような目は白い壁を見ながら
17年間の間、なんの思い出無しに過ごし
名誉と財産本位の親のもとで
何も言わず、何の反抗もできず
あ、悲しみの玉よ、あ、玉よ

太陽の日差しで燃えている8月の午後に
マンネリ化した日常に耐えられず家を出た
長い間感じることのできなかった日差し、本当に懐かしい
鳴らせ鐘の音よ、私も自由な身になったの
私は生きたいの、私は世を見るの
あ、悲しみの玉よ、あ、玉よ

複雑な社会に玉は入っていき、数多くの人となじんでいる内に
愛と憎しみの間で悩んでいる青年を見ました
道端で苦しんでいる孤児も見ました
裏切られた男、夢を失った青年
あ、悲しみの玉よ、あ、玉よ

風の冷たい海辺まで玉は出かけ、寄せてくる波に気をとられて
人生の失望感から、自分を見つけることができなかった花びらも
あの波の上を水平線に沿ってあの草原も去り
あの涙もあの引き潮も
あ、悲しみの玉よ、あ、玉よ

幸せの国

印象

愛なのか

あばよ

2007.7.21