処容舞は、伝説をベースにしている。統一新羅憲康王(在位875~886)時代に生きていた処容は、妻を侵そうとしていた疫神(伝染病を移す神)の前で、自分が作った歌を歌いながら踊り鬼を追い払った。その後から人々は、処容の顔を描いて門に貼り付け鬼を追い払うようになった。処容舞は、仮面と衣装、音楽、踊りがひとつになった水準の高い舞踊芸術で、振り付けや伴奏音楽、または歌など多くの変化を経ているが、屈せずその脈を保ってる。
5人が東西南北と中央の方向を象徴する服を着て踊る。東は青色、西は白、南は赤、北は黒、中央は黄色である。踊りの内容は、陰陽五行説(宇宙や全ての現象、万物の生成と消滅を陰陽と五行の移り変わりで説明する方式)の基本精神を基礎にして悪運を追い払う意味が込められている。振り付けは、華やかで美しく、堂々たる活気に満ちた動きの中で勇ましさを感じさせ、仮面とも調和を成している。 |