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清州市外バスターミナル 清州市外バスターミナル:観光案内所
清州ターミナル & 観光案内所

清州旅行記

清州ターミナル

俗離山を出たバスは報恩を経由して清州ターミナル(청주 터미널)に到着しました。人口約63万人の清州市は忠清北道の中心都市であり道庁所在地でもあるだけに、バスが清州に近づくにつれ都会の雰囲気になってきました。

バスが到着したのは清州市外バスターミナルですが、大通りの向こうには高速バスターミナルもあります。ターミナルに観光案内所が付いてあったので清州市の観光資料をもらい、昼食の店も紹介してもらいました。

バス停の直指心体要節
バス停の直指心体要節

観光案内所で教えてくれた普通の家庭料理専門の店で昼ごはんを食べてから、ターミナルの向かいにあるバス停で古印刷博物館行きのバスを待っていましたら、バス停の椅子の所に「直指心体要節」が飾られていました。

直指心体要節(직지심체요절)とは、高麗の僧侶(白雲和尙景閑)が仏教の禅の教えや悟りについて書いた本ですが、清州にある興徳寺で金属活字をもって印刷したとの記録があり、世界で一番古い金属活字本として世界記録になっています。

今から行こうとしている古印刷博物館は興徳寺の跡地にできた博物館ですが、バス停の椅子に飾られているのを見て直指心体要節を披露しようとする清州市の意気込みを感じました。

大雨のなかバスに乗って20分くらい走ったら運転手さんがここですよと教えてくれました。

古印刷博物館

古印刷博物館と興徳寺の跡地 入場券
古印刷博物館と入場券

古印刷博物館(고인쇄박물관)に入る頃にはさらに雨が激しくなり、博物館を訪問したお客さんも私たちしかいませんでした。入場券は写真のようにしおりとして使えるようになっていて面白いなと思いました。

直指心体要節の原本は1900年代にフランス公使として韓国に来ていた人が収集してフランスに戻ったので、今はフランス国立図書館に所蔵されています。博物館には印刷に関するさまざまな資料はもちろん、金属活字の製造過程を模型で展示していたり、近代の印刷に関する機械なども置いてあるので退屈せずに見ることができました。

古印刷博物館を出た時には雨も弱くなっていましたので、博物館の隣りにある興徳寺の跡地を見てから、次の目的地である鳥致院行きのバス停まで歩いて行くことにしました。もともとは清州駅から忠北線鉄道に乗って鳥致院に行くつもりでしたが、博物館の人に聞いたら鳥致院に行くには電車よりバスの方がずっと便利みたいです。10分ほど歩いて清州体育館の前にあるバス停でバスに乗りました。ここから鳥致院までは40分ほどかかりますが、バスは再び清州ターミナルの方に戻り、ターミナルを過ぎてからはプラタナスの並木1500余本が6キロほど続く「清州街路樹の道」を走っていきました。

次は鳥致院です。※ 忠清北道観光地図