チャンドックン(昌徳宮)

昌徳宮の敦化門
昌徳宮の敦化門

歴代の王が朝鮮王朝500年の間長く国を治めていた王宮は、第1の王宮である景福宮(경복궁)ではなく、ここ昌徳宮でした。ソウルの屋根とも呼ばれている北漢山(북한산)のふもとに建立された昌徳宮(창덕궁)は、景福宮など他の王宮が厳格な儒教思想に基づいて建てられているのに比べ、山の自然をそのまま活かして建物を配置し、自然景観を造景の一部として取り入れた庭園を作ったという点で高く評価されています。

形式にとらわれず、自由な雰囲気が漂う建物は山の稜線との調和を考慮して配置されており、王の憩いの空間であった後苑には小高い丘や小さな渓流、森の中の小道などがそのまま活かされています。

昌徳宮では、人間が作り出した調和の取れた建築美が鑑賞できます。季節の移り変わりを知らせてくれる各種の植物は、自然と調和した東洋の建築美の完成であり、宇宙の一部になろうとした朝鮮王朝の哲学的な思想から生まれた思惟の空間でもあります。東アジアの宮殿建築史において、非定型的な造形美が見られる代表的な王宮としての価値を認められた昌徳宮は、厳格な儒教思想の中で自然との共存を夢見た朝鮮王宮の理想を実現させた所です。

昌徳宮へのアクセス

  1. 昌徳宮への最寄の駅は3号線の安国駅(안국역)3番出口です。
  2. ソウル地下鉄3号線の鍾路3街駅(종로3가역)の2番出口から出ると写真のような標識があります。標識の方向に進んでください。ちょっと遠くに昌徳宮の正門が見えるのでおそらく10分くらいで着くでしょう。
  3. 昌徳宮周辺地図拡大