宗廟

宗廟の正殿
人が死ぬと魂は天に、肉体は地に帰ると信じる儒教では、亡くなった先祖の魂を祀るための祠堂(사당)と肉体を祀るための墓を作りました。宗廟は、朝鮮王朝の歴代の王と王妃の位牌を祭り、祭祀(제사)が行われていた祠堂で、もともと中国から伝わってきた文化だったが、儀式や建築様式に韓国独特の個性が加わり、韓国の文化として発展しました。 宗廟(종묘)の主殿である正殿は建坪1207㎡の規模で、同時代の単一木造建築物としては世界最大規模と推定されています。正面が非常に長く、水平の構造が強調された独特な形式は、西洋建築史でも例の少ない珍しい建築様式です。 宗廟祭禮と宗廟祭礼樂
宗廟で行われる祭礼は、国で執り行っていた祭祀の中でも最も規模が大きく、その様式は1464年から現在まで原形を保ったまま伝えられています。この祭礼で演奏される荘厳かつ雄大な儀礼音楽である宗廟祭礼樂 (종묘제례악)は2001年、宗廟祭礼 (종묘제례)とともにユネスコが指定した世界無形遺産に登録されています。西洋音楽史における祭礼樂は17世紀のバロック時代に始まったとされますが、15世紀に作曲された宗廟祭礼樂は、それより200年あまりも先駆けて作られたものです。 宗廟大祭の写真もご覧ください。
■ 宗廟祭礼の開催日:毎年5月最初の日曜日(10:00~16:00)
行事の内容
・祭礼奉行(10:00~12:30)
・行列:王様が祭礼のために宮殿から宗廟まで現れる行列の再現で、ルートは景福宮→鍾路→宗廟の順です(12:30~14:00)
・正殿祭礼奉行(本祭礼、14:00~16:30)
・参加費:無料
・ホームページ:http://jm.cha.go.kr
・電話:02-765-0195
宗廟への行き方
ソウルの地下鉄3号線鍾路3街駅(종로3가역)の11番出口から出ます。11番出口からまっすぐ約200メートルくらい歩くと左に公園があり、その中に宗廟への入り口があります。入場料は1000ウォンです。※鍾路3街駅は地下鉄5号線も通っています。<宗廟周辺地図拡大>
・営業時間:9時~17時
・日本語案内:毎日9時、10時、14時(ガイド配置などの理由につき、電話での予約が要ります)
・入場料:大人1000ウォン
・休館日:毎週火曜日 |